クリーニング

予防歯科について

昔の『悪いところが出来たら治す』とは違い、現在は『悪いところが出来ないようにする』という予防の考えになってきております。
歯科ではスウェーデンが予防歯科の先進国と知られており、実際にスウェーデンでは虫歯の子供はほとんど居ないと言われております。
その背景には、幼児期からの徹底した口腔内管理(歯磨き・洗口・フッ素など)が行われているからです。
しっかりとした歯磨き指導などのサポートをするのが予防歯科です。
初期虫歯を治すことは予防歯科とは言いません。

定期歯科検診の重要性

子供の歯は虫歯になりやすく、進行が早いのが特徴です。
定期歯科検診を受けることは虫歯になりやすい状況や咬み合わせの問題などを早期に発見することが出来て非常に重要です。
子供さん御自身の歯磨きに加えて、お母様による仕上げ磨きは非常に重要です。
ただ、なかなか子供さんが仕上げ磨きをさせてくれない事も多いです。
一生使っていく歯を大切にするためには、しっかりとした管理が必要です。
それをお手伝いして、お母様が不安に思われていることなどを相談する機会としても定期歯科検診は大切です。

定期歯科検診のメリット

・お母様が見落としやすい虫歯になりやすい歯の早期発見
・虫歯を予防するためのアドバイス
・フッ素やシーラントなど虫歯の予防処置
・治療する場合と比べて経済的な負担も抑えられます。
・歯磨き方法などのアドバイス
・子供さんが歯医者さんに慣れるなど

歯医者さんに連れていく時期

初めて歯医者さんに行ったときに”虫歯の治療”となると、子供さんには歯医者に対する苦手意識が出来てしまいます。
歯医者さんに慣れるという期間は非常に重要です。
1歳6カ月児健康診査の時に歯科検診がありますが、それまでには”かかりつけ歯医者”を作っておきましょう。
子供さんは御両親の感情に非常に敏感です。
歯医者に連れていくときにビクビクしすぎると、子供に伝わってしまいます。リラックスして受診しましょう。
何をされるか分からない場所に連れて行かれるのは、子供にとって不安で怖いものでしかありません。
実際には、定期歯科検診ではお口の中の状況を診察したり、歯磨きの状況を確認したりするだけです。
しかし、大抵の子供さんは手をつけられないくらい泣いてしまいます。
これは、子供さんに今日何をするのかをお話ししていないからです。
歯医者さんに行く前には、わかる範囲で子供さんに話をしておきましょう。
<例>検診時
 「フッ素をぬってもらおうね」
 「歯を強くしようね」
<例>治療時
 「ちょっと大変だけどがんばろうね」
注意点として、ウソやごまかしなどは子供さんを傷つける事になります。

当院の予防歯科

当院には、一般的な歯医者さんで使われる”キーン”という音のする歯を削る器械を導入しておりません。
この音は子供さんに不安と緊張感を高めるという報告もあります。
当然、大人にとっても嫌な音でしかありません。
そのため、院内には皆さんが感じる不快音がしないようになっております。
リラックスした環境で、”予防歯科”を提供いたします。
歯医者さんに来ることが初めての子供さんでも安心してお任せ下さい。
必要な場合には、歯医者さんに慣れさせるトレーニングも行っており、多くの子供さんは数回のトレーニングを行うと、次回の来院時には自分から診察台に座って大きく口を開けてくれるようになります。
当院では、無理矢理の診察は一切行っておりません。

予防歯科の処置料


※自由診療による処置料金です
※税込み金額です

※2024年4月から価格改定しました


口腔内ドックについて NEW

2024年4月から「口腔内ドック」というメニューが新登場します。
これは、お口の中の健康状態を検査して異常な状態があれば早期改善を図るためのメニューです。
内容としては、
 ・レントゲン写真撮影
 ・歯周ポケット検査
 ・唾液検査
 ・口腔内写真撮影
などを検査項目として行った後に、必要な処置を行います。
実施する処置内容としては、
 ・歯石除去
 ・PMTC(専門的クリーニング)
 ・エアフロー(パウダークリーニング)
 ・歯周病予防処置
などをおこないます。

虫歯などが見つかり一般歯科治療が必要になった場合には、かかりつけ歯科医院または紹介歯科医院で行っていただきます(別途費用)。

身体も健康状態を確認維持するために人間ドックをおこないますが、それと同じでお口の中を健康に維持するために「口腔内ドック」を1年に1回は行うことを推奨しています。

保険診療では点数獲得のために行われるだけで適切な治療が行われていないことが多いですが、自由診療であるからこそ保険ルールを無視して、その人に合った処置を行うことができます。

是非一度体験いただき、保険診察と自由診療の違いと実感してみてください。

処置について

健康保険を利用したクリーニングと比べると費用はかなり格安となっており、いい加減な処置をされると思われている方もいらっしゃるかと思いますが、一般歯科医院で行われる健康保険の処置と比べて同等以上の処置を行わせて頂いております。

クリーニングで一般歯科を来院すると何故かレントゲン写真を無意味に撮られて希望もしていない歯周病の治療などもセットにされて無駄な費用を支払っている方がほとんどだと思います。
健康保険を利用する上でのルールによるものですが全くの無駄と当院では考えています。
時間をかけて丁寧に"歯科衛生士"が実施してくれるならまだいいかもしれませんが…

矯正歯科治療を受けられている方や受けられた方だけではなく、どなたでもご利用できます。
納得されて理解された方のみお越しいただければ構いません。

歯科衛生士が処置を行わさせて頂きます。
どうしても院長による処置を希望される場合には院長指名料(500円)を頂いております。
(歯科医師が実施するより口腔衛生管理を専門的に学んできた歯科衛生士が実施したほうが適切な処置を行えるのは当然のことと思います)

虫歯が見つかったら

歯科検診で虫歯が見つかることもあります。
ただし、虫歯には”今すぐ治療が必要な虫歯”と”経過観察で構わない虫歯”という2種類があります。
どのような状況なのかなどをしっかりと説明させて頂き、治療が必要な場合にはかかりつけ歯科医院での治療を進めていただいたり、かかりつけ歯科医院がない場合には近隣歯科医院を御紹介させて頂いております。

予防歯科と矯正歯科治療の関連性

歯並びが悪いと、どんなに丁寧に歯磨きをしても磨き残しの部分が出てきてしまいます。
磨き残しが毎回ある部分というのは、虫歯になる確率が非常に高い場所にもなります。
そのような場合は毎月の定期検診で、口腔内清掃を行い虫歯抑制をお勧めします。
しかし、日頃の歯磨きが一番重要なのは言うまでもありません。
日々の歯磨きで、お口の中を綺麗にできれば言う事はありません。
それを手助けするものの1つとして矯正歯科治療があります。
定期検診の際に、将来の必要性などについてもお話しさせて頂いております。
当院の定期検診に通院して頂いていると、矯正歯科治療が必要な時期に、ベストなタイミングで始める事が出来て、お母様方の”必要なのは分かっていたけど、いつ始めればいいの?”という不安も解消できます。