他院で矯正歯科治療中の患者さんへ
矯正歯科治療は専門歯科医ごとに治療方法や治療方針そして使用装置は異なってきます。
(医院によっては専門歯科医ではない場合もありますが・・・)
自身が希望された通りの治療が行われていれば何も問題ありませんが、希望された通りの治療が実施されていない等があるとトラブルに発展する場合があります。
現在行われている矯正歯科治療が適切かどうかを第三者の立場からお話をさせていただきます。
通常の初診相談とは異なり、治療が開始されている状況になりますので、治療開始前の状態や治療中の状態そして現在の状態という3点で確認する必要があります。
セカンドオピニオン外来を希望される場合には、可能な限り以下の資料をご自身で準備してください。
①治療開始前の口腔内写真
②治療開始前の口腔内模型
(上下顎の石膏模型)
③治療開始前の顔面写真
(正面と横顔がわかるもの)
④治療開始前のレントゲン写真
(パノラマエックス線写真と側面頭部規格写真の両方)
⑤治療開始時の治療計画用紙
(使用予定装置と治療計画が書かれたもの)
⑥治療開始時の契約用紙
(治療費用が記入され署名したもの)
⑦治療中の経過口腔内写真
(①と同じ規格で撮影されているもの)
⑧治療中記録のカルテ
(来院ごとに医師が記載した用紙)
⑨現在使用中の装置
(着け外し式の装置を使用している場合)
全ての資料が無くても現在の状況からある程度の判断はできますが、どこに異常があったのかや治療方法が適切かどうかを正確に判断することはかなり難しいです。全ての資料が整っていると正確なお話ができます。
資料によっては医院側に請求しないといけないものがあります。
(当院から請求はできませんのでご自身で請求してください)
※訴訟等を目的としたご利用は承っておりません
※録音や録画等はお止め下さい(説明内容の法的効力は無効とします)
セカンドオピニオン申し込み
各種資料がそろった段階で当院へ『セカンドオピニオン相談予約』を電話にてお取りください。
予約当日は各種資料をお持ちいただき、予約時間から10分程度前にご来院ください。
受付に各種資料をお出しいただいた後に、問診票への記入をお願いします。
問診票に記入いただいている間に各種資料の確認を行います。
問診票記入後、現在の状態や治療状況を確認させていただきます。
状況確認後には説明を行います(場合により1~2時間程度)。
(診察の混雑状況により中座する場合あり)
説明中には、不安・疑問に思われている点や治療の適切性などについてお話しますが、遠慮なく随時ご質問ください。
当院では、一切の忖度なく全てを正直にお話させていただきます。
馴れ合いでお話しするのではなく、患者さんに少しでもデメリットがある状態の場合には1つ1つお話させていただきます。
セカンドオピニオンは、ご自身が適切な治療を受けられているかの判断になり、不適切な場合には、担当医師に指摘することができます。そして適切な治療が受けられるように促すことができるものです。
転院を勧めるものでは無く、患者さんに不利益が生じないためにある制度です。
うまく利用してください。
費用
セカンドオピニオン相談費用:8,000円(税込)
※相談1回ごとに相談費用が発生します
※医院によっては治療開始前にそもそも精密検査が無く資料自体が無いという場合があります。それ自体がありえないことですが、その場合は資料無しとして取り扱います。
※必要に応じてレントゲン写真を撮影する場合があります。その費用は相談費用に含まれております。
(ただし3次元的なレントゲン写真であるCT撮影が必要になった場合は別途で16,000円を頂戴します)
※提出いただいた各種資料は、診察後に全て返却させていただきます。なお、説明時に提出資料を利用して記入する場合がありますので、紙媒体の物はコピーを取らせていただきます。
申込書
セカンドオピニオン外来をご希望の方は、下記の申込書に必要事項を記入しご持参いただきますとスムーズにご案内できます。
ダウンロードや印刷が出来ない場合は、予約来院時にご記入いただきますので予約時間から10分程早くお越しいただきますようお願いします。
※リンクからダウンロードして印刷してください。
※お申込書の閲覧には、Adobe社のAcrobat Reader等の閲覧ソフトが必要となります。